先日、京都府助産師会館にて性教育活動を続けておられる木村和子助産師さんのとっても貴重なお話を聴かせていただきました。
題して「ゆっくり すてきな おとなに なろう」です。
中学校や高校から多数の講演依頼があり、その他、PTA、子育てフォーラム、先生の研修会などいろいろなところへ講演に出かけておられるので、そう何回もは聴くことができない先生だったのです。そんな先生のお話を聴くことができた私はとてもラッキーで、同時にこの話はもうすぐ思春期を迎える息子や息子の来年から通う中学校の先生や生徒さんたち、そのお父さんお母さん、そして今はまだ小さいお子さんをお持ちのお父さんお母さんにも数年後には必ず役に立つ、知っておいてほしいと思える内容でした。

以前に10代の女性が自宅で赤ちゃんを産んで、赤ちゃんをごみの日に捨てたという痛ましい事件がありました。先生はその事件についてその女性を責めるのではなく、たった一人で痛い陣痛を耐え産んだこと、そうせざるを得なかった女性の気持ちに触れておられました。
また、中学生や高校生の性に関する事例を挙げられ、妊娠するという事実、性感染症、緊急避妊ピル、命って何?あなたはどのように生きる?若い年齢の予期せぬ妊娠 道は2つしかない。産むか産まないか。どちらにせよ人生変わる。など、、、とても書き表せない深い内容で私自身、いろいろと考えさせられながら、ときに目に涙を溜めながら聴かせていただきました。

お話の中で気になったのは、女の子は服を選ぶときじっくり吟味して選ぶのに、セックスをする相手はあまりにも簡単に選んでしまっているということです。

思春期の心と体の変化や男の子と女の子の考え方の違いを知識として今一度知っておくことが大事だと思います。

携帯やインターネットから簡単に入ってくる膨大な情報。中には間違った情報や歪んで伝えられる情報もたくさんあります。
性に関しても同様、最初から歪んだ情報を知ってしまえば、そういうものだと認識してしまうのは怖いことです。
子どもに携帯を持たせるとき、携帯から陥る危険なこと(お金、ドラッグ、出会いサイト、プロフ、学校裏サイト、、、)があることをまず親が知り、子どもに教えることが必要です。そして、携帯使用についてのルールを家族で話し合い決めることが大切になってきます。

性教育の話を聴きながらも携帯電話があまりにも密接に繋がっているように感じ、先日、この話とは別に携帯の落とし穴としてPTA主催の講習会で聞いてきたこともあげさせていただきました。