8月6日、7日と一般社団法人日本母乳の会主催の母乳育児シンポジウムに参加しました。
毎年8月に行われるのですが、今年は京都で開催!全国から多くの産婦人科医、小児科医、助産師、看護師が集まりました。また7日には災害特別シンポジウムが組み込まれ、市民公開で産後のお母さんも赤ちゃんを連れて参加しておられました。
発表の内容は、今の私にとっても刺激を与えるもので、母乳育児相談を受けさせていただくには必至のことばかりでした。
災害特別シンポジウムでは被災地や被災地近隣の病院で母子への支援をされた産婦人科の先生や小児科の先生、助産師さんのお話を聞くことができました。中でも印象的だったのは、地震の後電気も自家発電装置も止まり、外気温マイナス3.8℃、室温10℃もない中で出産された赤ちゃんをアルミシートでくるみ、更にバスタオルでくるみ、ペットボトルの湯たんぽで保温に努められたこと。また入院中のお母さんと赤ちゃんはみんなぴったんこにひっついて抱っこしてもらい、誰一人として低体温にならなかったこと。過酷な環境の中ではミルクに頼ることもきず、一生懸命母乳を与えたお母さんたち。地震がおさまってからのお母さんたちはパニックになることもなくわが子を抱きしめ行動されたこと。母親の強さを感じ入りました。
過酷な環境の中でも母乳育児はできるんだということを感じ、母乳育児についてより多くのお母さんたちに伝えたいなと思いました。